ツエツエ蠅
今週のお題「怖い話」
アフリカ大陸にツエツエ蠅という、恐ろしい蠅がいる。
成虫は吸血する。
ある日本人駐在員の奥さんが中央アフリカで洗濯物を庭に干していた。
そして乾いたブラジャーを普通につけていた。
しかし、何かおかしい。
肌が痛いというかムズムズするというか、明らかに変だ。
気持ち悪いので医者に行って診察してもらうと、ツエツエ蠅が下着に産卵していて、知らない間に産まれた幼虫が肌の毛穴に潜り込んでいたのだ。
その後どのように治療したかは分からないが、
とにかくアフリカには日本では考えられないような虫やウイルスが存在する。
赤と黒のストライプ柄の毒バッタが群れで飛んでいたり、蚕の幼虫は白と黒のストライプで
黄色の絹糸を出して繭を作る。
真っ黄色のカナブンに似た虫が、薔薇の蜜を吸い、シンガルールと呼ばれる鋼色の太くて固いミミズがプールの底に沈んでいる。
何故か原色の虫が多い。
日本では、外国の綺麗な景色や美味しい食事ばかりアピールするが、アフリカ大陸には怖い話が沢山転がっている。