最近の図書館事情
今週のお題「読書感想文」
感想文とは路線が外れますが、本つながりで図書館のことについて
書いてみます。
コロナを境に図書館がガラッと変わってしまったのをご存じでしょうか?
昨年まで図書館でアルバイトをしていたのですが、返却本を磨くのも仕事の一つでした。そもそも、図書館の本ってたくさんの人が読むので汚いです。本を磨く布はすぐに茶色くなりますし、お菓子の食べかすや髪の毛や破れたティッシュ、つまようじ等が栞代わりにはさまっていたりします。
そこに、コロナウイルスは本のツルツルした表面で1週間は生きながらえるであろうという衝撃的なニュース。入り口でアルコール消毒して名前を記入してから入館。図書館で新聞、雑誌は読めなくなり、レファレンスもなくなりました。
※ 1時間以内に退室して下さい
※ 椅子や机のご使用は最低限にして下さい
※ 熱のある方が入室した場合、保健所に連絡いたします
と細かい規制が沢山できました。
落ち着いて、読みたい本を探したり、立ち読みできる状況ではありません。アルバイトをやめた後は、図書館からすっかり足が遠のきました。
公立図書館ですらそういう状況です。
大学生はもっと過酷で、オンライン授業になった為、テストに代わりレポート提出が単位の取得のため増えました。レポートを書くためには本が必要なのに、大学に入ってはいけないという信じられない矛盾が起きています。
子どもの通う大学の図書館は7月から一応入れることになったのですが、パソコンでの予約制で1時間の入室人数上限が3密を防ぐため7人ほど? 入室制限1時間。どこのブースにいる予定かまでを報告した上で、入り口で体温チェックとアルコール消毒、名前の記入をしてから入館します。大急ぎでレポートに必要な本をまとめて10冊ほど借りたそうです。
ひどい話です。買うと高い本ばかりだし、コロナウイルスの感染予防に図書館に行きたがらない人が多いせいか、買いたくても売り切れています。電子書籍には専門書はないようです。
「おーい、大学はもう少し学生に思いやりを持ってくれーい。」
現代が電子書籍やパソコン、you tubeのある時代で本当に良かったと思ってましたが、
大学生にはちょっときつすぎる2020です。