ひろしキャンプ

今週のお題「読書感想文」

 

 「ひろしです。」なんともシュールな自虐ネタでホストのヒロシが笑わせてくれたのはかれこれ10年前位だろうか。

最近見なくなったと思っていたら、ソロキャンプの世界で一躍有名人になっていたのだ。お一人様キャンプを流行させ、昨年は趣味が高じて山まで買ってしまったらしい。

きれいな川の流れる山を、一人開拓し笹をはらい木を切り雑草を刈り、居心地のよさそうな自分だけの楽園を作り、その様子をYOUTUBEで配信している。

おしゃれでカッコよいギア(キャンプ道具)の数々。美味しそうな霜降りの分厚いステーキを自ら起こした焚火で焼いてほおばる。チェックシャツにジーンズ姿のリラックスしたヒロシ。もうそこには、以前のホストの格好をした自虐ネタのカッコ悪いヒロシの姿はない。完全に生まれ変わってしまったのだ。

さすが業界にいただけの事はある。自分で編集しているそうだが、カメラアングルや構成がなかなかおしゃれで見飽きない。動画を見ているこちらまで、焚火のゆらめきを感じ、森の風を感じ、キャンプをしているような気持になってくる。

キャンプ雑誌の表紙を飾り、野外料理研究家の相棒を見つけ(男性です!)ヒロシブランドのキャンプギアを売り始めたと思ったら、本まで出してしまった。しかも学研である。教育界のパイオニア学研をも味方につけてしまった。

この前、徹子の部屋にお気に入りのキャンプ道具をセットしてゲスト出演していたのだがテレビにはもう絶対出たくないと語る。

一皮向けた新しいヒロシはムーミンに出てくるスナフキンみたいだ。いいなーそういう生き方、応援したくなる。


ヒロシキャンプ【初夏のソロキャンプ】