田中邦衛さんを偲んで
こんにちは。
先日、田中邦衛さんがお亡くなりになりました。
ご冥福をお祈り申し上げます。
北の国からのファンだったので、
富良野や美瑛に旅行へ行き、テレビに映った風景を見つけては、感動したことを思い出します。
田中邦衛さんは、北海道のイメージがとても強いのですが
あまり、聞いた事のない市名だと思います
昔、土岐市に今は亡き祖父母が住んでいたのですが
家の近所に田中邦衛さんのご実家があったそうです。
邦衛さんはとても腰の低い方だったので、テレビで活躍している姿を見て
とても驚いたと話していたのを思い出しました。
土岐市(ときし)は実は日本の陶磁器生産拠点であり、
陶磁器生産量日本一の街です。
町を歩いていると、いたるところに窯があり
素焼きの陶器が転がっていたり、積んであったり
乾かしてあったりと、面白かったです。
町全体が陶器をうりにしていて、毎年5月には美濃焼の陶器市
が行われています。
人気の食器が破格値で手に入ります。
ここも陶磁器やタイル関係の人気のある博物館で、前に秋篠宮家の方々が
見学にいらして話題になっていました。
祖父の家も陶器の卸をしていたため、遊びに行くと焼き物の話をよくしていました。
良い茶碗が入ったから持って行って。と必ず言われました。
今は、土岐市や隣の多治見市には作家さんもたくさん住んでいて、
作陶に励まれています。
趣のある古民家で、陶芸作家さんが作陶している所を気軽に見学できたり
手作りで味のある一点ものの作品が、所せましと並んでいます。
茶碗の使い方、花の生け方がとても品よく、器を生かして飾られていて
見ていると飽きないです。
美濃焼は金沢の九谷焼や佐賀県の有田焼と比べると絵付けがないので
とても地味ですが、土物で普段使いに使われる食器が作られています。
最近は100円ショップで売られている食器の裏を見るとだいたい美濃焼で、シールには土岐市の住所が書かれていて懐かしい感じがします。
土が陶器に適している土地柄で、掘ると粘土が出てきました。
最近は粘土の枯渇が心配されているそうです。
昔ながらの代表作は下のような作品です
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瀬戸織部、と言ってこの独特な色合いが特徴です。
これは、黄瀬戸と言います。
と言って、美濃焼の代表作です。
この色合いは、現代にはちょっと古臭くてあまり人気がないようです。
この焼き物の歴史は長く、織田信長の時代に経済政策の一環で
この地域に作陶を集中させたようです。
最近は、若い人向けにこのような可愛らしいデザインと
柔らかい色合いの食器に人気があるようです。
美濃焼のイメージが世代交代した印象です。
田中邦衛さんからだいぶ話がそれてしまいましたが、
土岐市は
土岐南多治見ICが最寄りです。
最後までお読みいただきありがとうございました!